丸山恭右先生が、形・明暗・固有色・質感・空間・パースといった画力の基礎を、デッサンを通して段階的に解説する、画力向上講座シリーズです。
丸山恭右
武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻卒。2015年に『少年ジャンプ+』の読み切りで漫画家デビュー。2019年から『TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには』(サイコミ)の連載を開始し、緻密な描写と迫力あるバトルシーンで読者の支持を集める。累計発行部数は570万部を突破し、人気作品として広く知られている。連載の傍ら、全国各地で漫画家志望者への講演やYouTubeでの創作指導を行うなど、後進の育成にも力を注ぐ。また、キックボクシングやトライアスロンにも取り組むなど、多方面にわたる活動を展開している。
「画力は才能ではなく技術」。本格的な練習に入る前の導入として、絵の土台となる〇〇の本質を5つの要素に分けて概観します。実際に鉛筆を握る前に、脳内の情報を整理し「描ける人の視点」をインストールするための、画力向上シリーズの幕開けとなる一章です。
デジタルで本格的なデッサントレーニングを始めるための、Clip Studio Paint(クリスタ)活用術。アナログに近い描き味を再現するブラシ設定やレイヤー管理など、画力向上に直結する「最小限の操作」をピンポイントで解説します。迷子にならず、最短で「描くこと」に集中するための環境を整えます。
あらゆる作画の土台となる「基準を作って比べる」技術を軸に、比率と角度をパズルのように組み上げる観察法を伝授。脳の立体補正を解除し、3Dの現実を2Dへ正確に落とし込む「デスケル思考」をマスターして、どんなモチーフも迷わず描き起こせる揺るぎない模写力を養います。
「基準を作って比べる」という一生モノの基礎を、明暗表現に応用。中間色のグレーをガイドにして「色の濃さ」を論理的に導き出し、初心者が陥りがちな描き込みへの恐怖を突破します。感覚に頼らず、光の法則に従って絵に圧倒的な実在感を宿らせるための観察術を伝授します。
「明暗」と混同しがちなモチーフ本来の濃さを、光の反射原理から紐解き、論理的に描き分ける手法を解説します。基準を設けて周囲と比べる基礎を応用し、コントラストの操作や透明感の演出までを網羅。単なる「作業」を「表現」へと昇華させ、描き手の意図を正確に伝える画力の真髄を学びます。
「その物らしさはどこにあるのか?」を軸に、光の反射率やシワ、重みによる形状変化を描き分けるプロの着眼点を伝授。ただの図形が「本物の物質」へと変わる瞬間の快感を味わいながら、描き込みによって絵に圧倒的な深みと説得力を宿らせる、画力向上の醍醐味が詰まった一章です。
「プロっぽい絵」の鍵となる、モチーフ同士の距離感や位置関係を明確にする技術を解説。画面を整理し、何もない余白を「説得力のある空間」へと変えるための、シルエットの重ね方、コントラストによる遠近法、影を使った接地表現など、絵のスケールを劇的に広げる4つの最強テクニックを学びます。
「パースは才能ではなく算数」。背景だけでなく人物描写にも不可欠なアイレベルや消失点の基礎を、専門用語を最小限に抑えて直感的に解説します。多くの人が挫折する「パースの壁」を論理的に突破し、空間の説得力を劇的に高めるための本質的な考え方を学びます。
1点から3点透視図法まで、消失点が増える仕組みと「アイレベル」の運用法を徹底解剖。坂道や俯瞰・アオリ、カメラを傾けるダッチアングルまで論理的に網羅し、どんなに複雑な背景も迷わずダイナミックに描き切るための、パースの真髄を伝授します。
「パースを実作画に落とし込む」ための実践的なテクニックを凝縮。消失点の具体的な決め方から、タイヤや時計を描く際に必須の「円のパース」、そして窓や電柱をパズル感覚で等間隔に並べる奥行きの測り方までを網羅。さらに「広角と望遠」のレンズ特性を使い分け、画面の迫力と説得力を自在にコントロールするプロの技術を学びます。
理論を現実に落とし込む「実践編」。パース定規を使いこなし、ソファーから複雑な形状の車までをロジカルに描き上げる手順を徹底解説します。「基準と順番」「構造の理解」「補助線と透過」の3原則を軸に、感覚に頼らず算数のように正解を導き出す、背景・小物の描き方の決定版です。
ヒロユキ
宮島礼吏
谷口貴大(ヤングアニマル編集部)
きただりょうま
山科ティナ